どの育児用品が本当に必要?先輩ママの経験から学ぶ準備の極意
出産予定日の約2か月前になると、多くのプレママは本格的な準備を始めます。
育児グッズのリストを片手に、口コミやSNSの情報を参考にしながら必要なものを揃えていくのですが、初めての経験ではどれが本当に必要なのか判断が難しいものです。
赤ちゃんグッズには、「これが絶対!」という定番もあれば、機能やデザインの違いで選択肢が多すぎて迷ってしまうものもあります。
まだ会ったことのない我が子に何が合うのかわからない状態で選ぶのは、時間も労力もかかるものです。
この記事では、先輩ママの経験をもとに、本当に買ってよかったものと意外と必要なかったものをご紹介します。
これから出産を控えているプレママさんが、無駄なく効率的に準備できるよう、実体験に基づいたアドバイスをお届けします。
出産準備リスト:買ってよかった厳選アイテム8選
【必需品①】オムツ選びの正解:品質と価格のバランスを考えた最適な選択
新生児を迎える準備として、まず考えるのがオムツです。
肌にやさしい高品質なものを選びたいと思うかもしれませんが、実際に使ってみると意外な発見があります。
肌触りのよい高級オムツは確かに赤ちゃんにやさしいのですが、新生児期は交換頻度がとても高いのが現実です。
1日に10回以上の交換も珍しくなく、交換している最中にまた汚れてしまうことさえあるため、コスト面を考慮した選択が重要になります。
ムーニーやパンパースなど主要メーカーのオムツは、Amazonや楽天市場でまとめ買いするとお得です。
肌トラブルがなければ、最初は標準的なオムツで十分です。
赤ちゃんの体型によってフィット感は異なるので、各メーカーのお試しセットがあれば使い比べてから決めるのがおすすめです。
高級オムツは月齢が進んでからや、肌トラブルが出たときに検討しても遅くありません。

オムツってメーカーによって同じサイズでも意外と違いがあるんです!よくうんち漏れがあったので、メーカーを変えたら解消されました。しかし、途中で肌荒れするようになって…またメーカーを変えました。
【必需品②】おくるみ活用術:なぜ最初の1枚が大切なのか
赤ちゃんといえばおくるみ!と思い、かわいいデザインに目移りして何枚も揃えたくなるかもしれません。
しかし実際には、最初は1枚あれば十分なことが多いのです。
おくるみはブランケット代わりになったり、寝つきが悪いときに包んであげたりと様々な場面で活躍します。
ただ、意外と汚れる頻度は少なく、1〜2枚あれば日常的な使用には十分です。
赤ちゃんによっては、おくるみで包まないと寝ない子もいますが、それは生まれてから様子を見て追加購入しても間に合います。
出産祝いでいただくこともあるので、最初から多く揃えるよりも、使い心地を確かめてから必要に応じて追加するほうが無駄がありません。
おくるみについては詳しくはこちら!
【必需品③】赤ちゃん服の賢い揃え方:親子で楽しめる服選びのコツ
赤ちゃんの服は種類が多く、短肌着やコンビ肌着、ツーウェイオールなど、何をどれだけ用意すればいいのか迷いがちです。
経験から言えることは、親自身が気に入ったデザインの服を選ぶと、着せる機会も増えて結果的に満足度が高くなるということです。
単に安いからという理由だけで選んだ服よりも、柄やデザインにこだわって選んだものほど頻繁に使うようになります。
赤ちゃんとの写真を多く撮ることになるため、見返したときに楽しい思い出として残るようなかわいい服を選ぶと良いでしょう。
プチバトーやファミリア、ベビーギャップなどのブランドは、デザイン性が高く、肌触りもよいのでおすすめです。
ツーウェイオールは半年ほど着られるアイテムなので、長く目にすることになります。
「どうせすぐ汚れる」「すぐサイズアウトする」と妥協するよりも、お気に入りの服を選ぶことで育児の楽しさも増します。

やっぱり、自分が可愛いと思ったものを着ている我が子は最高に可愛かったです!初めての育児中は気持ちに余裕がなくなりがちです。些細なことですが、自分の選んだ洋服を着せるだけでテンションが上がり気持ちが明るくなった気がしました!
【必需品④】スワドルの真実:赤ちゃんの個性に合わせた後からの準備がベスト
ねんねグッズとして人気のスワドル。
モロー反射で目が覚めてしまう赤ちゃんには効果的と言われていますが、すべての赤ちゃんに必要というわけではありません。
正規品は比較的高価なうえ、赤ちゃんによっては窮屈に感じる場合もあります。
赤ちゃんのねんねの様子やモロー反射の強さには個人差があるため、出産前に購入するよりも、生まれてから必要性を判断するほうが賢明です。
夜泣きが少なく、普通のおくるみで十分な赤ちゃんもいます。
まずは赤ちゃんの様子を見て、必要そうなら後から購入するというアプローチが無駄を防ぎます。
スワドルについて詳しくはこちら!
【必需品⑤】セカンド抱っこ紐の魅力:家事育児を両立させる必須アイテム
生後間もない時期から「抱っこしてもらえると泣き止む」ということを赤ちゃんは本能的に知っています。
里帰り中は人手があっても、自宅に戻ると一人で赤ちゃんの世話と家事をこなす時間が増えるでしょう。
そんなとき、両手が使える薄手の抱っこ紐は家事育児の強い味方になります。
装着が簡単なタイプを選べば、ちょっとした抱っこから家事、近所のお買い物まで幅広く活用できます。
ベビービョルンのMINIは新生児から使えて装着も簡単なので、特におすすめです。
抱っこ紐に入れると心地よさから眠ってしまう赤ちゃんも多く、親は両手が空くためWin-Winの関係に。
ただし、使用期間が限られるので、メルカリなどで状態の良い中古品を探すのもコスパが良い選択です。

お出かけの時は抱っこひも、家事の時はおんぶ紐と使い分けていました!
【必需品⑥】ハイローチェアを長く活用:成長に合わせた選び方と使い方
ハイローチェアは「必要なかった」という声もある一方で、一時期はとても重宝するアイテムです。
特に電動で揺れるタイプは、授乳後のねんねや寝かしつけに便利です。
生後3〜4か月頃になると、自動の揺れやオルゴールの音で心地よく眠る赤ちゃんもいますが、人の温もりがないことに気づくと効果が薄れることも。
長期間使用するというよりは、特定の時期に大活躍するアイテムと考えるといいでしょう。
購入するよりも、2〜3か月のレンタルを検討するのがおすすめです。
その後の使用頻度や食事用の椅子としての活用可能性を見極めてから、必要であれば購入を検討しても遅くありません。
ハイローチェアについて詳しくは!
【必需品⑦】マザーズバッグ選びのタイミング:外出頻度に合わせた準備法
マザーズバッグは出産準備リストでは「あると便利」程度の位置づけのことが多いですが、実際の使用シーンを想像してから選ぶのがポイントです。
産前に購入するのではなく、赤ちゃんとの外出パターンが見えてきてから、実際のライフスタイルに合わせて選ぶほうが満足度が高いでしょう。
外出の頻度や抱っこ紐・ベビーカーのどちらをよく使うかによって、最適なバッグのタイプは変わってきます。
近距離のお出かけなら小さめのトートバッグ、授乳や着替えなど荷物が多い場合はリュックタイプが便利です。
両手が空くリュックは、ベビーカーを押すときや、後々の旅行などでも活躍します。

出産前にお洒落なトートバックタイプを購入しました。しかし、私にはリュックの方が使い勝手がよく最初に数回使用してお蔵入りしてしまいました…
【必需品⑧】寝かしつけの救世主:アプリと動画が新米ママの強い味方に
物理的なアイテムではありませんが、スマートフォンのアプリやYouTubeの動画は現代の育児に欠かせないツールになっています。
特に寝かしつけに悩む時期には大きな助けになります。
胎内音やホワイトノイズ、ビニール袋のガサガサ音など、赤ちゃんが好む音を流すアプリは、眠りにくいときや泣き止まないときに驚くほど効果的。
無料で使えるものも多く、いつでもどこでも活用できる心強い味方です。
ギャン泣きのときには効きにくいこともありますが、ぐずり始めたときにサッと使えば、短時間で落ち着かせられることも。
スマホ一つで使えるため、外出先でも便利に活用できます。
まとめ:出産準備で失敗しないための3つの黄金ルール
出産準備は初めてのことで不安も多いですが、すべてを完璧に揃える必要はありません。
経験から導き出された3つのポイントを押さえておけば、効率的に準備できます。
- 最初は必要最小限から始める:口コミやレビューをチェックするのは大切ですが、赤ちゃんの個性によって合う合わないがあります。特に高額なものは、本当に必要かどうか生まれてから判断しても遅くありません。
- 親自身が使いやすいものを選ぶ:赤ちゃんのためと思っても、実際に使うのは親です。オムツ替えのしやすさや抱っこ紐の装着感など、使う側の使いやすさも重要な選択基準になります。
- 成長に合わせて必要なものは追加していく:赤ちゃんは日々成長し、必要なものも変化します。月齢に応じて必要になるアイテムもあるので、すべてを一度に揃えるのではなく、成長に合わせて少しずつ追加するのが理想的です。
出産準備は赤ちゃんを迎える大切な時間ですが、あまり気負いすぎず、必要に応じて柔軟に対応していくことが、ママにとっても赤ちゃんにとっても心地よい育児につながります。
何より、楽しみながら準備することが一番大切なのかもしれません。